監督さんのコメント
谷田部勝義氏

■結論は1つじゃない。
50歳でこういう作品に出会えたのは幸せなこと。
やはり人と出会い、作品と出会い、仲間ができてそこからいいものができる。
スタッフや声優みんなのチームワークが、出来上がった番組の空気として伝わる。
「フラカッパー」はある意味、純粋な子どもの世界。南の島に住むカッパたちのなんでもない日常を、子どもの目線で描いている。
例えば大人は雨の日はつまらないと思うけど、子どもの目で見ると違う。
ぬれるのも面白いし、歩道橋の上から下を見てパッと開いた傘がきれい!だと思う。
大人は目的があっていかに早くそこに到達するかを求めるが、子どもは目的ではなくプロセス、今この時を楽しく感じることが大切。
結論もひつつじゃない。
10人10通りの受け止め方があっていい。

■自分の足元をみていなかった。
大人は教育的なことを入れようとする。
理屈や知識も大事だけど、頭ばかり使っていると感じることが鈍くなる。
世の中に楽しいことはいっぱあいあるのに、それを感じようとしない大人が多い。
僕も若い時はやりたいことがありすぎて、自分の足元を見ていなかった時期があった。
40歳を過ぎて、素直に感じようと思うようになった。

■自然に良さが伝わればそれでいい。
すごく贅沢な作り方だけど、自分でやった方が気持が伝わるし、どの音が雨のシーンに合うかなと選ぶのも楽しい。でもこんなに手間をかけてますよって見ている人に説明したくない。
(今回の作品では音響監督も自ら務め、普通はCDなどから出す効果音を、全て楽器で奏でるといいう大変な手間をかけている)

■自然に良さが伝わればそれでいいと思う。
つまりカッパは人に干渉しないんです。
でも一緒に遊んでるって感じかな。


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